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REPORT

地域社会との共栄
2025.01.29

渋谷教育学園渋谷中学高等学校「コンピューター部」の部活動支援(後期)を実施しました

当社はサステナビリティ活動の一環として、2019年度より当社が所在する渋谷区内の中学校に対し、プログラミング及びICT学習支援、オリジナル学習コンテンツの提供、部活動支援など、さまざまな支援活動を行っています。

渋谷教育学園渋谷中学高等学校「コンピューター部」は、Unityを使った本格的なゲーム開発プログラミングができる人気の部活動で、毎年行われる学習発表会「飛龍祭」での作品出展を目標の一つとしたゲーム開発プログラミングのほか、Web開発、3Dモデリングなど部員が身につけたい領域で多岐に渡り取り組んでいます。当社の過去のプログラミング教育支援活動をご覧いただいた同校よりご依頼いただき、2022年より支援を行っています。2024年度は6月(前期)に4回、9〜11月(後期)に4回の計8回、学習支援を実施しています。

後期(9月および11月)は、前期に学んだゲーム開発エンジンである「Unity」の基礎を踏まえより発展した学習、そして、同校の高校でも本格的に学習するプログラミング言語「Python」についての講義を行い、中学1年生〜高校2年生の部員およそ15名が参加しました。

・Unityを活用したゲーム開発プログラミング<発展>(9/18、9/25実施)
 第5回・第6回は、Unityを用いたゲーム開発プログラミング<発展>の講義を行いました。前半は、前期の復習も踏まえつつ、作成したオブジェクトごとに色を変えたり、複数コマンドを使用してオブジェクトを大量に作成するなどEditorの使い方とオブジェクトの操作と制御について学びました。

後半では、制作課題用に提供したアクションシューティングのオリジナルサンプルゲームを使用し、自分の好きに足場や階段オブジェクトを置き、敵キャラクターを配置をしてオリジナルフィールドを作成しました。部員同士でお互いのフィールドをプレイする姿も見られました。

・Pythonでプログラミング実践学習(11/6,11/13実施)
 第7回・第8回は、前期に引き続き当社オリジナルのソフトウェアおよびカリキュラムを使用したPythonプログラミングの発展的講義を行いました。今期ではオブジェクトの移動や回転等、物理の原理を利用したプログラムを実践しました。

また後半では、前半で学んだプログラムを活かし、ブロックを積み上げるコードアルゴリズムを考え実装し、3Dゲーム風に部員それぞれが仕上げました。

今年度の支援はこれにて終了となりますが、次年度以降も引き続き支援を継続する予定です。
以下、生徒の感想や講師の声をご紹介します。

<生徒の感想>
・PDFの説明が丁寧かつ指導の表現がわかりやすかったです
・Unityの使い方などがよく理解できた
・終わらせるのが難しい量の課題があって、やれる分だけやってみようと思いました
・パスカルの三角形という課題には興味をそそられました

<講師・田那辺 輝の声>
年々パソコンの利用が浸透しているようで、この部のこれまでと比べ、多くの部員が以前にも増してUnityやプログラミングによりよく順応できているように感じました。プログラムを指示に沿って挿入したり穴埋めに書き入れる課題では、提示する課題が理解でき、コードの前後を汲み取るように努めていたり、間違えないように慎重に見比べていたのが印象的です。昨年に比べ、今年はさらに多くの知識を吸収し、成長しているように感じました。

MIXIでは引き続き、プログラミング学習支援を行ってまいります。