株式会社MIXI

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2023年3月期の通期連結業績は売上高1,468億円(前期比20.4%増)、EBITDA※294億円(同33.6%増)、営業利益248億円(同39.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益51億円(同49.7%減)となりました。 スポーツセグメントの売上高は、286億円と増収になりました。売上高の増加は、共遊型スポーツベッティングサービス「TIPSTAR」、オンライン競輪・オートレース車券販売・競輪場受託運営を行うチャリ・ロト社の伸長に加えて、当期より連結子会社となったスポーツ観戦事業の東京フットボールクラブ社(FC東京)の影響によるものです。 ライフスタイルセグメントは、「家族アルバム みてね」の伸長により、売上高116億円と増収になりました。今年も年賀状サービスが伸長したほか、サービス開始から3年目を迎えた「みてねみまもりGPS」が新規ユーザー獲得数を大きく伸ばしております。 デジタルエンターテインメントセグメントは、売上高1,043億円と増収になりました。「モンスターストライク」は人気IP※とのコラボ開催や年末年始イベントなどにより、上期に引き続き下期も好調を維持いたしました。

※1:償却前営業利益 ※2:Intellectual Property:知的財産

当社の強みは、コミュニケーションにフォーカスし、事業の差別化を行っていることです。パーパスに掲げる「豊かなコミュニケーションを広げ、世界を幸せな驚きで包む。」を強く意識して経営に取り組み、成長軌道を確かなものにしてまいります。 スポーツセグメントでは、収益の柱に位置付ける公営競技事業に引き続き注力してまいります。「TIPSTAR」において、友人や知人とのコミュニケーションを重視したソーシャルベッティングの要素を磨いてまいります。観戦事業では、「FC東京」においてコロナ禍で落ち込んだ観客数が復調しており、更なる伸長を狙います。 ライフスタイルセグメントでは、「家族アルバム みてね」のさらなる成長を図ります。国内では、引き続き商材を拡充し、ユーザーアセットを活かして底堅い収益基盤を構築いたします。海外では、ユーザー獲得への投資と並行してマネタイズを拡充し、国内を上回る事業規模を目指してまいります。 デジタルエンターテインメントセグメントでは、モンスト経済圏を更なる拡大を目指します。「モンスターストライク」に十分なリソースを投下するとともに、モンストブランドの提供価値「みんなで遊ぶと楽しい」を軸に、より多くのターゲットにリーチするモンストシリーズの開発や、非ゲーム領域エンタメ事業による経済圏拡大を進めてまいります。また「モンスターストライク」は2023年10月に10周年を迎えます。この節目の年を、新キャラクター開発からリアルイベントまで多彩な施策によって盛り上げ、20年、30年と愛され続けるIPを目指してまいります。 こうした事業方針のもと、2024年3月期の連結業績は、売上高1,380億円、EBITDA 160億円、営業利益120億円、親会社株主に帰属する当期純利益75億円を見込んでおります。

当社は、安定した株主還元の継続的な実施に努めております。2023年3月期の1株当たり期末配当は55円、中間配当と合わせて110円を実施いたしました。2024年3月期は、DOE(株主資本配当率)5%を目安とし、年間配当金は110円を予定しております。また、株主価値の向上を目的に75億円の自己株式取得を決議いたしました。なお自己株式の保有は、発行済株式総数の5%程度を目安とし、超過する部分は原則として消却していく方針です。 株主の皆さまには変わらぬご指導とご支援をお願い申し上げます。

代表取締役社長 CEO 木村 弘毅 Koki Kimura