株式会社MIXI

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当第2四半期累計期間(2023年4-9月)の連結業績は、売上高639億円(前年同期比2.7%減)、EBITDA(償却前営業利益)59億円(同55.9%減)、営業利益38億円(同66.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益22億円(同14.8%増)となりました。

スポーツセグメントの売上高は、前年同期比で増収の150億円となりました。観戦事業は、千葉ジェッツのチャンピオンシップ準優勝やFC東京の観客数の回復に伴い、売上を伸ばしました。公営競技事業は共遊型スポーツベッティングサービス「TIPSTAR」や株式会社チャリ・ロトのオンライン車券販売高が順調に拡大しております。

ライフスタイルセグメントは、「家族アルバム みてね」の写真プリントサービスおよび母の日・父の日ギフトなどのサービスが好調で、売上高は前年同期比で増収の45億円となりました。

デジタルエンターテインメントセグメントは、「モンスターストライク」の10周年施策などの効果でMAU(月間アクティブユーザー数)が増加したものの、前年同期に大型IPとのコラボがあった影響で、相対的にはARPU(ユーザー1人当たりの平均売上金額)が低下したことを受け、前年同期比で減収の売上高430億円となりました。

投資セグメントは、出資するファンドの損益の取込や、当社の連結子会社において保有株式の売却を行った結果、売上高は前年同期比で減収の11億円となりました。

今期は「ソーシャルベッティング」「みてね」「モンスト経済圏」の3事業に注力しております。

スポーツセグメントの「ソーシャルベッティング」では「TIPSTAR」の機能を磨いてイノベーションを起こし、独自の成長を目指してまいります。加えて、国内以上の市場性がある海外ベッティング市場の探索を強化いたします。

ライフスタイルセグメントの「みてね」は、海外における事業成長に大きな可能性を感じております。海外ユーザーの獲得に注力しつつ、国内外でのマネタイズ確立を推進してまいります。

デジタルエンターテインメントセグメントは、「モンスト経済圏」の拡大に向けてモンストIPの育成を継続しつつ、「モンストシリーズ」では各タイトルのコンディションを勘案し選択と集中を行う予定です。また、インドのスタートアップ投資による知見の蓄積を行い、新興国市場などでの事業展開も模索してまいります。

上期業績は、デジタルエンターテインメントセグメントを中心に、売上、利益ともに計画を若干上回って推移しておりますが、業績予想は据え置きとさせていただきました。配当金につきましても、1株当たりの中間配当金55円、期末配当金の予想55円と期初予想から変更はありません。

今年、リリース10周年を迎えた「モンスターストライク」は、2023年10月には累計利用者数が世界で6,100万人、累計売上1.3兆円を突破いたしました。これはひとえに、ユーザーの皆さまにご支持いただいているおかげです。今回の10周年の様々な施策では「ユーザーサプライズファースト」を体現し、トップブランドとしての地位を確固たるものにできたと考えております。「モンスターストライク」という大きな収益を維持・拡大しながら、第二の柱、第三の柱を作り、「心もつなぐ」場と機会を創造し続けてまいります。

株主の皆さまには変わらぬご指導とご支援をお願い申し上げます。

代表取締役社長 上級執行役員 CEO 木村 弘毅 Koki Kimura