2月中旬の授業参観日に小学4年生~6年生、保護者の方々を対象に実施予定だった啓発教育講座が雪で延期となったため、日を改めて、埼玉県深谷市立川本北小学校にて来春中学校に進学される6年生の子供たち90名程を対象に、「インターネットを使う時に必要なチカラ『コミュニケーション力』」と題し、お話させていただきました。
埼玉県深谷市立川本北小学校は小中一貫教育推進モデル事業推進校となっており、埼玉県深谷市教育委員会では、中学入学時に授業の継続性が途絶え、小学校で習得した知識を中学で活用できないといった弊害を解消する試みで、4月から市内の全市立小中学校で小中一貫教育を始められるということです。
講演を通じてインターネットに接続できる道具(情報機器)のお話をしていくなかで、日頃からどのような機器に触れているかヒアリングしたところ、当校ではゲーム機の利用が8割、TVの利用が4割と、携帯電話やパソコン、スマートフォンをはるかに上回る子どもたちの利用状況が見えてきました。
上記は、昨今の子どもたちの利用実態を顕著に表しており、子どもたちがゲーム機を安心して利用するためにも、初回設定は必ず保護者の方が行い、インターネットブラウザ起動制限や危険なサイトを表示させないようにするインターネットアクセス制限など、保護者による使用制限(ペアレンタルコントロール)機能をぜひ活用いただきたいです。
当日は保護者の方々へのお話は叶いませんでしたが、学齢が低い子ども達だからこそ、インターネットや道具(情報端末)の安全な使い方やルール、利用時間や利用環境について、特別な話ではなく、日頃から親子間で密にコミュニケーションをとっていただきたいと考えています。
体育座りをしてまっすぐに話に耳を傾けてこちらを見つめる子ども達。
長閑な土地柄故か、純粋で素直な視線が印象的でした。子どもたちの素直な心と可能性をさらに引き伸ばしてあげるためにも、保護者の方々の理解とご協力が必要です。
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