海岸には砂浜が広がり、童謡「月の砂漠」発祥の地としても知られている房総半島の中央部東端に位置する御宿町。
1609年(慶長14年)、田尻の浜でドン・ロドリゴ総督が乗ったスペイン船籍がフィリピンでの任務を終え、メキシコへ帰還する途中遭難、沈没。岩和田村の人々が乗組員を救助し、幕府が造らせた船で無事帰還したことから、御宿町はアカプルコ市(メキシコ合衆国ゲレーロ州)と姉妹・提携都市となっているそうです。
そのような歴史をもつ御宿町にある御宿中学校に伺い、体育館で全校生徒150名の生徒さん達を前に「ネット社会、情報社会に必要なチカラ『コミュニケーション力』」と題し、インターネットやソーシャルメディア、情報端末の利用特性について触れながら、啓発教育に関する講演をさせていただきました。
コノ字型に各学年の生徒さんが前方でお話させていただく演台を取り囲むように座ってくださり、生徒さんとの距離感を近く感じ、アットホームな雰囲気のなか、お話を進めていくことができました。
また、子ども達と講演のテーマでもあるコミュニケーションについて考えていく際に、「コミュニケーション力がある人ってどんな人かな?」「コミュニケーション力ってどんなチカラだと思う?」など、彼らにマイクを向けて問いかけたところ、会場のあちらこちらから手が挙がり、マイクを手に自身の考えや思いを話してくれる姿は、この時間を彼らなりに受け止め、楽しんでくれているようでうれしく感じた瞬間でした。
反面、いじめや誹謗中傷に話題が及ぶと子ども達の顔がキュッと引き締まり、ピリッとした空気感に包まれました。
全校生徒の子ども達には、弊社作成の啓発Booklet『ソーシャルメディアの歩きかた』を配布させていただきましたが、この講演機会で留まることなく、ぜひ帰宅後も保護者の方とインターネットやソーシャルメディアについて話題にすることで、共に学び、上手に利用できるチカラをつけ、未来に向かって大きく羽ばたいていって欲しいと願います。
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