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REPORT

地域社会との共栄
2022.07.22

渋谷教育学園渋谷中学高等学校「コンピューター部」の部活動支援を実施しました

2022年6月1、4、8、15日の4日間、渋谷教育学園渋谷中学高等学校「コンピューター部」のゲーム開発に関するプログラミング学習支援を実施しました。

同校の「コンピューター部」は、Unityを使った本格的なゲーム開発プログラミングができる人気の部活動であり、今回の参加者はゲーム開発に興味がある中学1年生〜高校2年生の部員およそ20名。同部は毎年行われる学習発表会「飛龍祭」での作品出展と、その作品作りを目標の一つとして取り組んでおり、今回当社の過去のプログラミング教育支援活動をご覧いただいた同校より依頼をいただき、支援実施にいたりました。
本記事では4回に渡る学習の様子や生徒の作品、感想などを紹介します。

第1回(6月1日)は、プログラミングの魅力と学習する意義について当社エンジニアが解説し、当社が用意した学習用の完成Unityゲームプロジェクト(オンラインマルチプレイアクションゲームが体験できるもの)を実際に見ながら、Unityの基本操作や仕組みを理解・習得しました。後半は、Unityで空間やオブジェクトを構築する方法を実践しつつ課題に取り組みました。

※左:当社完成Unityゲームプロジェクトを操作している様子、右:オブジェクトを作成している様子

第2回(6月4日)は、ゲーム開発にあたって必要な考え方やコンピュータの基礎知識について解説し、Unity実践ではプログラミングにより動きや反応のある実装方法を学びました。よりゲームらしい見た目となり、生徒たちの独自性が発揮出来ていた回となりました。

※複数のオブジェクトを生成し、そのオブジェクトを取得するプログラムを構築している様子

第3回(6月8日)は、Unityのゲーム制作で必要なプログラミング言語であるC#にスポットを当て、言語の全体像や記述方法について詳しく解説しました。 後半は、第2回で作成した制作課題をよりゲームらしくするため、ゲームパラメータをUIに表示する方法を学びました。

※左:C#言語について学習している様子、右:UIを作成している様子

第4回(6月15日)は、C#言語についてさらに詳しい解説とプログラミング練習を実践して理解を深め、第1回で使用した完成ゲームプロジェクトの変更課題にも挑戦しました。その後、当社エンジニアが新たに2つ作成したゲーム制作サンプルを披露して部員たちのモチベーションを上げ、今後の作品制作の参考になるようプロジェクトを提供しました。締めくくりとして、プロジェクト管理手法とソフトウェア設計などを学び、制作の取り組み方のヒントにして今後の各自の制作に向かっていただきました。

※左: プロジェクト管理手法について学習している様子、右:Unity完成ゲームプロジェクトの課題に挑戦している様子

<生徒の感想>〜4回の講義を終えて〜
・とても面白いです。Unityに抵抗感があったのですが、今後は積極的に使っていきたいと思えるようになりました。
・実際のエンジニアの方々にゲーム作りを教わる、という貴重な経験をさせていただき、うれしい限りです。今後も精進を続けたいと思っております。
・実際の作品を作りながらの講座であったためわかりやすかった。最後のあたりの授業ではUnityやC#などでできることを説明していた。4つの講座内での流れがよかったため、わかりやすかった。

今回の講義のみならず、9月に行われる学習発表会「飛龍祭」における作品作りのサポートも引き続き行ってまいります。