当社はサステナビリティ活動の一環として、2019年度より当社が所在する渋谷区内の中学校に対し、プログラミング及びICT学習支援、オリジナル学習コンテンツの提供、部活動支援など、さまざまな支援活動を行っています。2023年度は6月から11月にかけて計8回にわたり、渋谷教育学園渋谷中学高等学校「コンピューター部」のゲームプログラミング学習支援を実施しました。
渋谷教育学園渋谷中学高等学校「コンピューター部」は、Unityを使った本格的なゲーム開発プログラミングができる人気の部活動で、毎年行われる学習発表会「飛龍祭」での作品出展を目標の一つとしたゲーム開発プログラミングのほか、Web開発、3Dモデリングなど部員が身につけたい領域で多岐に渡り取り組んでいます。当社の過去のプログラミング教育支援活動をご覧いただいた同校よりご依頼いただき、2022年より支援を行っています。
今年度は内容も大きくアップデートされ、この部活動の基本テーマである「飛龍祭」(2023年は9月8日、9日開催)出展作品の制作に向けて身につけたいUnityの講義に加えて、さらに同校の高校でも本格的に学習するPython言語について先んじて学習する講座、秋の「飛龍祭」後の目標づくりとしてWeb開発講座、ゲーム以外も視野に入れたUnity開発発展講座の全8回の講義を行いました。Unityを使った本格的なゲーム開発プログラミングのほか、Pythonプログラミングやウェブアプリの開発を行い、中学1年生〜高校2年生の部員およそ25名が参加しました。
・Pythonでプログラミング基礎・実践学習(6/7、6/14実施)
第1回・第2回は、当社オリジナルのソフトウェアおよびカリキュラムを使用したPythonプログラミングの講義を行いました。基礎的な文法を学んだあと、サンプルコードを入力し実行を繰り返すことで、知識だけではない実践的なプログラミングスキルを身に着けていきます。最後に、2日間で学んだ知識を活用し、シンプルなアプリを作成し発表しました。
・Unityを活用したゲーム開発プログラミング(6/21、6/28実施)
第3回・第4回は、Unityを用いたゲーム開発プログラミングの講義を行いました。最初にUnityでの開発に必要なC#言語を中心に学んだのち、Unityの基礎や操作を身に着けていきます。後半は、サンプルゲームの拡張課題に取り組み、ゲーム開発に必要な要素を網羅的に学びました。
・WEBの基礎構造の理解とWEBプログラミング(9/20、9/27実施)
第5回・第6回は、WEBアプリのプログラミング技術を学びました。従来より使われているHTMLやCSS、JavaScriptといった言語のほか、世界に通じるエンジニアを目指し、最新のWEB開発事情やゲームやアプリ開発に必要なサーバーやセキュリティの知識も学びました。
・Unityソフトウェア開発 上級編(11/8、11/15実施)
第7回・第8回では、「飛龍祭」までにゲーム制作が間に合わなかった人も、次年度に向けて本格的に作品が作れるよう、技能と知識の習得と深化を目指し講義を行いました。プログラミング技能の強化のほか、多人数接続によるメタバースやカロリー計算のような生活密着アプリなど、ゲームだけに留まらない活用方法を模索し実装しました。
<生徒の感想>
- MIXIのアプリなどを使い、わかりやすくPythonを学べて楽しかったです。
- プログラミングを知ることができた。情報の授業に直結するため、モチベーションが上がる。
- 友達とエラーの原因を探ること、解決するところがプログラミングの一番楽しいところであり一番苦労するところだなと感じた。良いスピード感だった。
- Unityは難しかったが、とても面白かった。次回も参加したい。
- JavaScriptやHTML、CSSを学び、本格的なWebゲームをこんなに簡単に作れると知って驚きました。
<講師・田那辺 輝の声>
同校の生徒にとってちょうど良い難易度で知的に楽しいコンテンツとして提示することを目指して8回ともチームで綿密に計画して実施を行いました。その甲斐もあり、そして部員たちの元々持っている意欲があいまって、講義の時間にはしっかり聞いて身につけ、課題取り組みや作品作りでも盛り上がって我先にと成果を伝えてくれている様子が印象的でした。
MIXIでは引き続き、次世代育成支援を行ってまいります。
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