当社は、2019年度より渋谷区教育委員会および渋谷に拠点を有するIT企業各社と連携し、次世代に必要な資質・能力を持った人材を渋谷から輩出する土台作りを進めることを目的に、渋谷区立小中学校のプログラミング教育を支援する「Kids VALLEY 未来の学びプロジェクト」推進しています。
その中で、当社は主に中学校を担当し、技術科の学習要領に沿ったPythonプログラミングの授業や、「課題解決型学習」に関するコンテンツなども開発し、提供してきました。
今回、渋谷区立渋谷本町学園と連携し、同校で毎年夏休みに行われる「探求したい、学びたい」という生徒のためのサマーセミナーで、9つ行われたセミナーのうち1つを当社が担当しました。「プログラミングやデータ作成でゲームを制作してみんなを驚かせよう」をテーマとして、今回新たに特別プログラムを用意し、5年生〜9年生の合計8名が2日間計4時間にわたり、Pythonプログラミングを学習しながら、アクションゲーム制作に取り組みました。
・サマーセミナー特別プログラム「プログラミングやデータ作成でゲームを制作してみんなを驚かせよう」
<1日目>7/22(月)2〜3限(9:50-11:40)@渋谷本町学園にて
・今回作るモノのデモ紹介
・作るものを選び、ワークシートに書いて計画
・コースを選択しゲーム制作に取り組む
・中間発表
<2日目>7/24(月)2〜3限(9:50-11:40)@MIXI本社にて
・ゲーム制作続き
・成果発表(3分×8名)
今回はプログラミング未経験者でも楽しめるよう、2つのコースを用意し、生徒が選択する形式にしましたが、参加いただいた生徒はIT・テクノロジーに興味・関心が高く、8人全員がゲームプログラマーコースを選択しました。
a.ゲームクリエイターコース(初学者・小学生向け)
・プログラムはせず、画像変化やステージ配置変えで 世界観の表現や ゲームの面白さに集中する
b.ゲームプログラマーコース (自分で組み上げ仕組みを知る)
・まっさらな状態からプログラミングによってゲームを組み立て、自由にカスタマイズする
1日目は、学校にて最初10分のみアプリの解説をしたあと、説明書を見つつ基本的には自力でゲーム制作に取り組みました。プログラムが書かれていない白紙の状態でスタートし、キャラクターの画像を表示して動かすといった基本的な仕組みから制作しました。
2日目は、MIXI本社にてゲーム制作の続きを行いました。1日目〜2日目の間に中1日を設けたこともあり、家でもゲーム制作に取り組んでいた生徒が多くいました。皆最後まで集中力を切らすことなく取り組み、それぞれ個性が詰まった作品となりました。
最後は1人ずつ前に出て成果発表!ゲームタイトルや、作品作りにあたって工夫したことなどを実際にプレイしながら発表しました。ただ、難しく作りすぎたのか、発表時になかなかクリアできない生徒もいました。
以下に生徒の作品を一部紹介します。どれも生徒たちのアイディアと工夫が詰まった唯一無二の作品となりました。
<参加生徒からの感想>
・MIXIの先生方が分からないことや困っていることなどの解決方法を教えてくださったので、より良いものを作ることができた
・とてもためになる授業で、これからの生活に役立てられそうな新しい発想もあり、ゲームを作るという作業とともにいろいろなことが学べた。また機会があれば参加したいです
・今まで趣味でHTMLでjavascriptやcssを書いていて、pythonという新しいプログラム言語は難しくやろうと思っていなかったが、実際にやってみると案外簡単で、自分の作りたいものを教えてもらいながら作れたのでとても楽しかったし、これが将来に活かされるとするならまたやりたいなと思った。
<講師・藤井のコメント>
サマーセミナーへ自発的に応募いただいた生徒さんの期待に答えられるよう、講義形式ではなく自習で、かつ幅広くカスタマイズしてオリジナルの作品に出来るよう準備しました。「プログラマーコース」はPython学習済みの中学生向けとして想定していたのですが、5、6年生にも楽しみながら完成まで作っていただくことができました。どの作品も画像、コード、ステージ配置を工夫して独自のテーマを表現しており、特に上級生はプログラムを大きく変えた全く異なる作品を披露し、みんなを驚かせていました。
MIXIでは引き続き、プログラミング学習支援を行ってまいります。
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