活動レポート一覧 ACTIVITY
REPORT

地域社会との共栄
2024.10.29

渋谷未来デザイン主催「みらいの図書室」で小学生向けにデザインコンテンツの提供(全3回)を行いました

当社は、サステナビリティ活動において「地域社会との共栄」をマテリアリティ(重要課題)に掲げており、拠点を置く渋谷区に対して企業活動及び社会貢献活動を通じ、地域の経済・教育・文化の活性化に寄与しています。
一般社団法人渋谷未来デザイン(以下渋谷未来デザイン)は、渋谷に集う多様な人々のアイデアや才能を領域を超えて収集し、オープンイノベーションにより社会的課題の解決策と可能性を産官学民連携でデザインしていく組織で、発足の2018年より当社は正会員として加盟し、様々な取り組みに協力してきました。今回、渋谷未来デザインが主催する小学生向け地域支援事業「みらいの図書室」において、全3回にわたりデザインコンテンツの提供を行いました。


「みらいの図書室」は、子ども第三の居場所コミュニティモデルとして好奇心や創造性を育むことを目的とした学校でも家でもない 子どもたちが安心して過ごせる居場所づくりを目指し、毎週火曜日から木曜日、放課後の宿題サポートに 加えて様々なデジタルツールを活用したクリエイティブプログラムや、SDGs視点での社会教育、 実験、体験学習のプログラムを様々な企業、団体が提供しています。
https://www.nippon-foundation.or.jp/what/projects/child-third-place


9月4日(水)【第1回】図形デザイン~シルエットを当ててみよう!~

今回準備したコンテンツは、図形を使ってデザインするワークです。
第1回では、図形を組み合わせたデザインに興味を持ってもらうため、身の回りには再生マークやトイレのマークのように、図形の組み合わせでできているサインやアイコンがたくさんあることを紹介しました。
その後、大小さまざまな四角や三角の図形を組み合わせてできるシルエット当てクイズに挑戦しました。一見簡単そうに見えるかもしれませんが、なかなか同じシルエットにならない子もいました。少しずつヒントを出したり、周りの友達に手助けしてもらったりしながら、全6問に取り組みました。


9月11日(水)【第2回】5個の図形を組み合わせて1つのデザインをみんなで作ろう!

第2回のワークでは、3〜5人のグループに分かれてグループワークを行いました。一人ひとりが丸・三角・四角の基本的な図形を1つずつ置き、全員で1つの絵を完成させ、最後に全員で答え合わせをしました。
ワーク中は言葉で説明することが禁止されていたため、子どもたちはジェスチャーやヒントを出し合いながら協力して取り組んでいました。何の絵を完成させようとしているのかを推理し合う姿も見られました。


9月25日(水)【第3回】図形を組み合わせて絵を作って、しりとり をしてみよう!

最終回となる第3回は、図形を組み合わせて絵を作り、その絵でしりとりをするグループワークを行いました。
完成した絵をさまざまな方向から見てみたり、苦戦している子に周りの子がアドバイスをしたりと、全員が協力しながら楽しそうに取り組む姿が印象的でした。
友達からワークの話を聞いて第3回から参加してくれた子もいて、今回が最終回だと聞いて「また来てほしい!」と話してくれる子もいました。
サポートメンバー一同、その言葉にとても嬉しくなりました。


提供コンテンツ詳細についてはこちらをご覧ください。


< 参加した小学生の声 >
・他の子に伝わるように図形を組み合わせることが難しかったけど、たのしかった!
・みんなの答えを合わせるように工夫した。
・楽しかった!折り紙を色々な方向から見たり、工夫することが大切だと思いました。

<講師 デザイン本部 ブランドデザイン室 デザイナーリレーショングループ 木嶋 碧のコメント>

このワークショップは「楽しんでデザインに触れてもらうこと」を目的に、明るい色使いとイラストを多用した資料で、視覚的にも楽しんでもらえるよう心がけました。
また、身近なデザイン事例をクイズ形式で出題し、場の雰囲気を盛り上げ子どもたちとのコミュニケーションもとりやすくしました。
ワークでは、図形を組み合わせてデザインを考える・伝えることを楽しんでいる様子が伺えました。
最終回には「また来てね!」と声をかけてもらい、講師としてとても嬉しく感じました。日常生活でもデザインに興味を持ってもらえるきっかけとなれば幸いです。


<カリキュラム作成 デザイン本部 ブランドデザイン室 デザイナーリレーショングループ 川上 久美子のコメント>
図形の組み合わせや配置する色の工夫で幅広い表現ができること、表現して相手に伝えることを学んでもらえたらとカリキュラムを考えました。
私たちの意図したものが伝わるのかもそうですが、そもそも子どもが楽しいと感じてもらえるのか?という部分は特に意識をしたものの、当日まで心配に思っていました。簡単すぎてもつまらない、難しすぎても取り組んでもらえないのではないかと思っていたからです。
しかし当日は、ワークに真剣に取り組む姿が見られたり、どんな図形を置くか相談してくれる子がいたりと、大盛り上がりで終えることが出来ました。
絵を描くことは苦手でも、図形の組み合わせで様々な表現ができることや、身近にもそうしたデザインが多くあることに触れ、少しでも興味を持ってもらえたら嬉しく思います。



MIXIでは引き続き、次世代のIT人材を渋谷から輩出する支援を行ってまいります。