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REPORT

地域社会との共栄
2025.03.31

渋谷区立中学校への授業支援(1〜3月)を実施しました

当社は、2019年度より渋谷区教育委員会および渋谷に拠点を有するIT企業各社と連携し、次世代に必要な資質・能力を持った人材を渋谷から輩出する土台作りを進めることを目的に、渋谷区立小中学校のプログラミング教育を支援する「Kids VALLEY 未来の学びプロジェクト」推進しています。
その中で、当社は主に中学校を担当し、技術科の学習要領に沿ったPythonプログラミングの授業や、「課題解決型学習」に関するコンテンツなども開発し、提供してきました。

今年度も、既存の授業に加えて、ソフトウェアやmicro:bitを使った複数教科の統合学習となる新たな探究学習の立ち上げを実施しており、3学期は新たに英語探求授業「イングリッシュ・アドベンチャー」や理科×体育科の授業においてmicro:bitを活用するなど、学校が必要とするコンテンツの開発および提供を行いました。

・ <NEW>英語探求授業「イングリッシュ・アドベンチャー」
今年度は鉢山中学校にて初めて英語探求授業を実施しました。今回新たに開発した「イングリッシュ・アドベンチャー」は、プレイヤーが街を探索し、遭遇したキャラクターと英語で対話を行い、出題に回答するという当社が得意とする「ゲーミフィケーション」を応用したアプリケーションです。その中に出てくる課題は実際に中学1年生〜中学3年生の授業で使用されている小テストから抜粋しており、課題達成に応じて難易度を調整できることから、自身のレベルに応じた学習をすることが可能となっており、どの学年も楽しみながら真剣に取り組んでいました。

▲鉢山中学校1〜3年生の授業の様子(1/8実施)

・<NEW>micro:bit探求(理科×体育科)
中学2年生の授業において、今回初めて理科・体育科と2教科で連携し、ランニング後の呼気・体温・心拍数変化を調べる探究授業を実施しました。昨年の校内気温測定実験に続き、今年は新たに脈波センサーを導入し、マイクロビットとPCを接続してデータをグラフ化する本格的な実験に挑戦しました。

▲鉢山中学校での授業の様子(1/10,1/21実施)

・Pythonアプリ制作
「身近な地域紹介」というテーマ設定を行い、生徒たちが各々好きな場所のスポットについての地図作成に取り組みました。成果物の発表では、地域の特色を独自の視点で捉えたアプリや、独自のアイデアで違うテーマを実現した作品など、創意工夫が見られました。

▲鉢山中学校(2/7,2/14実施)および原宿外苑中学校(3/11,3/17)での授業の様子

・その他授業の実施
 鉢山中学校にて3Dグラフから数式を考えるオリジナルソフトウェアを使った数学探求、原宿外苑中学校にて技術科Python授業、社会課題を調べるアプリケーション「ブロックアイランド」を使った授業を実施しました。

▲左:鉢山中学校での数学探求(1/21,1/23)および原宿外苑中学校(1/31,2/6)での授業の様子

<講師・田那辺の声>
年度末に向けたこの期間には様々な探究授業を実施しました。学校ごとの特色や強化推進する領域にそったご要望に答えていく種目テーマで、普段の授業では体験できない特別な学びになるよういつも取り組んでいます。また実施校では授業種目がその日だけの学びでは終わらず、これまでMIXIが指導してきたプログラミング知識とつながったり、アプリケーション利用授業のあとに実施するプログラミング指導へと繋がっていきます。今回も指導するなかで、生徒がよりコンピュータやソフトウェアへの理解や練度が高まっていく様子を肌で感じました。

MIXIでは引き続き、渋谷区立中学校の学生に向けてプログラミング学習支援を行ってまいります。