当社グループは、「事業成⻑による収益の最大化」「M&Aによる事業拡大」「株主資本の適正化」の3つを軸に企業価値向上に向けた取り組みを進めております。
「事業成⻑による収益の最大化」では、各セグメントにおいて、当社が培ってきたコミュニケーションサービスのノウハウとAIを融合させ、収益性と独自性を兼ね備えた新サービスの創出に取り組んでいます。
日本、豪州などグローバルでのソーシャルベッティングの実現を目標とするスポーツセグメントでは、AIによる車券投票スタイルのレコメンドやレース結果の予想などを提供しています。引き続き、アプリケーションレイヤーでのAI実装を推進し、より楽しい体験を提供してまいります。
「みてね」のグローバルでの事業成功に向けて成⻑を続けているライフスタイルセグメントでは、ユーザーが過去にアップロードした写真・動画を活用した「1秒動画」やステッカーなどのサービスにおいて、すでにAI活⽤を進めており好評を得ております。引き続き効率的なサービス運営を目指してまいります。
「モンスターストライク」のインド市場での早期リリースやIP化に取り組むデジタルエンターテインメントセグメントでは、4月に執行役員として参画した兼吉のゲーム領域で数々のイノベーションを実現してきた実績を活かし、AI活⽤による新しいエンターテインメントの創出に努めてまいります。
「M&Aによる事業拡大」は、既存事業とのシナジー創出を目指して、引き続き積極的に展開します。2024年10月に判明した子会社における不正事案を踏まえて、盤石なPMIとガバナンス体制の構築、グループ全体へのカルチャー浸透に注力してまいります。
「株主資本の適正化」につきまして、ROEが株主資本コストを上回るまで、総還元性向100%での株主還元を実施することを基本方針に取り組んでいます。2025年3月期のROEは10%となり株主資本コストを上回る⽔準を達成しました。一方で、経営環境や事業の状況、株主資本適正化の観点から「3年平均のROEが株主資本コストを上回ること」を新たな目標として方針の中に明記しました。引き続き、資本効率向上への取り組みを継続してまいります。
※「今後の事業成長と企業価値向上への取り組み」については、2025年3月期通期決算説明会資料をご覧ください。
https://pdf.irpocket.com/C2121/hZTq/lipd/OUMf.pdf