杉並区立和田中学校1年生、3年生の「よのなか科NEXT」授業にて、校長先生とともに、IT機器の発達による情報化社会で身につけておかなければいけない情報リテラシー(ルールやマナーの知識)や、社会を上から規制する「パターナリズム」の考え方と対峙する「自己決定権」の考え方概念を紹介しながら、「情報化社会でインターネットを使いこなす力」について授業をさせていただきました。
「よのなか科NEXT」授業では、生徒さんたちが10年後に必ず直面し解決していかなくてはならない現代社会の重要なテーマ(自身の就職や環境、エネルギー問題、医療・福祉、司法制度改革問題など)を取り上げ、芸術家や政治家、スポーツマン、企業、医師、弁護士などさまざまな分野の方々をゲスト講師に招いて、世の中の仕組みについて単眼的な視野で見ることなく、常に対極的な視野で捉える思考を育てていく、『よのなか』の面白さ、楽しさ、難しさを子ども達に伝える教育をされています。
担当させていただいた授業では、事例をもとにルール違反(規則や規定)、マナー違反(作法や行儀)という視点からインターネット上の書き込みについて個人で考えたのち、iPadを使いグループディスカッションを行いました。個を尊重し、自立貢献を教育ビジョンに掲げていらっしゃる学校だけあり、生徒さんも積極的に授業に参加し、愉しみながら学びを得ようと前向きな姿勢がとても印象的でした。
インターネットコミュニケーションという切り口を通じて、「自身の心のものさしを持ち、一旦自身のフィルターにかけ自分なりの考えをもつ、感性を磨く大切さ」についてもお伝えさせていただきました。
弊社では講演やセミナーのみならず、教育機関との連携ご協力を通じて、今後も青少年の心を育むインターネット啓発教育に寄与していきたいと考えております。
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