京都市上京区、社会福祉法人 京都社会事業財団 西陣病院の職員研修にて「インターネット、ソーシャルメディア×コミュニケーション」と題し、講演させていただきました。
西陣病院は昨年、従来の紙カルテから電子カルテに切り替え、患者様の診療録が院内、いつでもどこでも閲覧できる環境が整ったそうです。環境整備によって情報の共有や業務の円滑さなど便利さがある反面、受け取る情報への扱い、情報を扱う人の力量やモラルが問われます。
例えば著名人が受診に来た場合など、職員のインターネットリテラシーが低ければ、つい軽い気持ちでカルテを閲覧し、知り得たことをソーシャルメディアで発言してしまいかねません。医療機関という極めて機密性の高い情報を扱う事業所の職員として、あらためてどのような意識をもってインターネット、ソーシャルメディア利用すべきかについて話してほしいというお話を頂戴し、講演の運びとなりました。
講演では、時代変遷によるコミュニケーションスタイルを追いながら、企業にとってのソーシャルメディア、企業自体が大きなダメージを被ってしまう「ソーシャルメディアコミュニケーションのトラブル事例」について複数見ていただきました。
トラブル要因について各自考えていただきながら、『個人として守ること、企業としてできること』についてもお伝えさせていただきました。
他業界でこのような講演機会をいただくことは今まであまりありませんでしたが、お話させていただいた事例を他山の石とし、現在担われていらっしゃる業務やケースに当てはめ、具体的な事例やリスク、アクションについて考えていただければ幸いです。
また、これからのインターネット、ソーシャルメディアとの付き合い方を見直していただく契機となり、日々の生活を豊かにする助けとなれば、うれしく思います。
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