茨城県では、子どもたちを取り巻くインターネット上の有害情報の危険性などを保護者に知ってもらうため、平成18年度から茨城県PTA連絡協議会と連携して、茨城県メディア教育指導員を養成しています。
養成された指導員の方々は「茨城県メディア教育指導員連絡会」を立ち上げ、保護者や地域の方々に向けて「スマートフォンや携帯電話、パソコン、ゲーム機などからインターネットを子どもに利用させる最終責任者は保護者である」「責任を負う保護者は、日々進化していくインターネットの実態について『知らなかった』ではすまされない」ということを、保護者目線で伝える活動をされています。
この度は、過日子どもたち対象に講演した内容をご覧になられた茨城県メディア教育指導員の方から依頼を受けて、指導員の方々に「ソーシャルメディア×コミュニケーションで大切なこと、必要な力」と題し、ソーシャルメディアでのコミュニケーションや情報端末、昨今の子どもたちを取り巻く環境、トラブル状況、留意いただきたいことについてお話させていただきました。
茨城県メディア教育指導員の方々にお話させていただく機会は数度目となりますが、茨城県知事公室女性青少年課との信頼関係、強固な連携体制により、毎年指導員が養成され、研修を重ねながら保護者から保護者への啓発を続けられていらっしゃる活動は、他府県へのモデルケースとしてもご紹介されています。
残念ながら、全国的にもこのような体制での連携取り組みはまだレアケースですが、子どもたちにとって豊かな社会をつくっていくために、保護者おひとりお一人が立ち上がり、大きなムーブメントが醸成されていくことを願ってやみません。
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