数年前にモダンな新校舎に建て替えとなり、壁にはふんだんに木材が使われ、お隣同士の教室にはドアがなく、垣根のないオープンな学び空間となっている茨城県日立市立大久保中学校にお伺いし、全校生徒595名、保護者の方々へ2部構成で情報教育に関する講演をさせていただきました。
1部では全校生徒の皆さんに「ネット社会、情報社会に必要なチカラ『コミュニケーション力』と題し対話型の講演を、2部では子どもたちを見守る保護者の方々に向けて、「次代を担う子どもたちの『コミュニケーション力』を育むには?」というテーマで、ネット社会、情報社会での情報端末やコミュケ―ションの約束事、子どもたちへの意識づけポイントを中心にお話させていただきました。
知人が同校の卒業生というご縁もあり、1部と2部を挟む時間に校長室にて校長先生と学校給食をいただきながらお昼を共にし、生徒さんの状況やこれからの教育啓発活動についてなど、さまざまなお話をさせていただきました。
講演時に子どもたちにお話するなかで、~サン=テグジュペリ 星の王子さま~を引用し、
以下の言葉をメッセージとして伝えています。
It is only with the heart that one can see rightly;
What is essential is invisible to the eye.
こころで見なくちゃ、ものごとはよく見えない
肝心なことは、目には見えない
モノゴトは、『光と影』『コインの表と裏』の二面性があり、表に見えているコトだけで判断するのは不十分です。「見えていないもの、コト」にも想像を働かせることで感性や直感を高める必要があること。それが見なくてはいけない「本当の人の姿、コト、情報」でもあるとも伝えています。
上記は、インターネットやソーシャルメディアでのコミュニケーション時や危機意識のアンテナを高くもつという意味でも大切な要素です。
子どもたちには、お友達とのコミュニケ―ションや日々の学びを通じて、自身のなかに「心のクッション」や「モノサシ」をもつ大切さを知ってもらいたいと願い、こうした啓発教育活動に向き合っています。
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