戦後間もなく中高一貫体制を確立し、現在では神奈川県有数の男子進学校として高い評価を得、生徒さん達は広大な耕地の半分が通称「銅像山」の森林という恵まれた自然環境のなかで学園生活を送っている学校法人浅野学園に伺い、中学1、2年生550名程を対象に「『コミュニケーション力』ネット社会、情報社会に必要なチカラ」と題し、利用啓発に関する講演をさせていただきました。
当校では外部講師を招いてインターネットやソーシャルメディアに関する啓発講演を行う機会は初めてというお話でしたが、学校長、生徒指導部・学校情報委員会名で「コミュニケーションツールの利用にあたって」という配布物を作成し、学園としての情報コミュニケーションに対する姿勢や保護者の方へのお願いについて案内しています。
また、保護者の方にはご子息を守る意味からも、単にお金を出して情報機器を買い与えるだけでなく、利用状況を把握し、情報に応じてその利用を止めることも必要だと説き、家庭の力の重要性や親子間コミュニケーションについてメッセージを発信しています。
当日は壇上から講堂いっぱいの生徒さんを前にお話させていただきましたが、一方通行の講演ではなく双方向の会話を生み出すような時間にしたかったため、「コミュニケーションやコミュニケ―ション力(どんなチカラ)」について考え、生徒さんに問いかける場面をつくりました。
思考を整理する時間を少しとった後は、講堂のあちこちから絶え間なく発言の手が挙がり、生徒さんの積極的な参加姿勢に感心しました。
このように生徒さんと時間を共にし、メッセージを伝えることができるのは一端でしかありませんが、講演でお話したメッセージが彼らのなかで心のフックとなり、自身のなかにしっかりとした軸を持ち、モノやコト、情報に対して真贋を見極める目を育てていってほしいと願っています。
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