過日ご依頼を受けた中学1年生、高校1年生対象の講演に続き、三度目となる今回は、中学1年生の保護者の方々に「次代を担う子どもたちの『コミュニケーション力』を育むには？」と題し、講演させていただきました。

当日は雨足が強いなか、休日朝早くから保護者の方々が来校くださり、これからの情報社会で生きていくお子さまとどう向き合いサポートしていったらいいかについて正面から向き合い、お話させていただく一つひとつの言葉にも大きく頷いてくださる場面が多く見受けられました。

講演では、デジタルネイティブといわれる子ども達の現状や課題感について内閣府のデータを用いながら説明するとともに、ネット社会になって広がるライフスタイル、コミュニケーションを伝えるための道具、環境を安全に使う術（使い方やルール）についてお話させていただきました。

学齢が低い今だからこそ、保護者の方々には子どもたちと一緒に使いながら、ご家庭でお話することで「人と人とがつながること」を学び、『自分を尊重し、相手と楽しくつながること』を示唆してあげてほしいというメッセージもお伝えしました

当校の中学1年生とその保護者の方々には、同様のテーマでそれぞれの立場にフォーカスしお話させていただきましたので、親子間のコミュニケーションをする際の共通言語や共通認識ができたのではないかと感じます。

子どもたちの発達段階に応じたフィルタリング、使用できる機能やサービス、使用時間の制限、使用ログの保存など「ペアレンタルコントロール」と呼ばれる機能が搭載された情報端末の使用も有効ですが、親子間で密に対話ができる関係性や環境、コミュケ―ションも大切にしていっていただきたいです。