活動レポート一覧
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REPORT
渋谷区部活動「デジタルクリエイティブ部」でmicro:bitプログラミングの講義(全3回)を実施しました
当社では、渋谷区が推進するシブヤ『部活動改革』プロジェクトを支援しており、支援活動の一環として、一般財団法人渋谷区スポーツ協会が運営する渋谷ユナイテッドクラブの「デジタルクリエイティブ部」で指導をしています。
渋谷ユナイテッドクラブとは、渋谷区立中学校(全8校)すべての生徒が参加できる渋谷区の部活動改革の取り組みです。学校ではできなかった生徒の“やりたい”が実現する新しい部活や、既存の部活動の地域化も含めて、渋谷区にゆかりのある民間企業・団体が、各自の得意分野を活かして部の顧問と指導を担当しています。当社が担当する「デジタルクリエイティブ部」は、PCを使用した学習や制作に取り組んでおり、今年度は以下の9つのカリキュラムを実施します。
<2024年度カリキュラム>
- Pythonプログラミング(2024年5月)
- 情報デザイン(2024年6〜7月)
- グラフィックデザイン(2024年7月)
- サウンドデザイン(2024年9〜10月)
- 動画制作(2024年10月)<NEW>
- 会話AIロボット「Romi」プログラミング(2024年11月)
- 機械学習・ディープラーニング(2024年12月)
- micro:bitプログラミング(2025年1月)<NEW>
- ゲームプログラミング(2025年1〜3月)
※<NEW>は2024年度より新設したカリキュラム
2025年1月は全3回にわたり、「micro:bitプログラミング」の活動を実施しました。講師は当社のエンジニアである田那辺輝が務めました。
micro:bit(マイクロビット)は、イギリスのBBCが教育目的で開発したポケットサイズのプログラミング教育用デバイスです。小さなボードには、LEDディスプレイやボタン、温度・加速度センサー、無線通信機能などが搭載されており、初心者から上級者まで幅広く使うことができます。プログラミング言語としては、ブロックベースのMakeCodeやPythonが利用可能で、教育現場や家庭での学習に最適です。今回は、本部活動で最初に学んだ「Pythonプログラミング」の学びを活かして取り組んでいきます。
【第1回】micro:bitを動かしてみよう
初日は、micro:bitに慣れるところからスタートしました。micro:bitとPCを接続し、講師が用意した様々なプログラムを専用のツールからmicro:bitに送信。どのように動くか確認しながら、micro:bitの仕組みについて学びました。次に、手順に従いプログラムの一部を書き換えたり、好きなコンテンツを追加したりして、micro:bitを動かしていきます。成功すると、micro:bitが光ったり音が鳴ったりと成果が目に見える形で現れるため、生徒たちは楽しそうな表情を浮かべながら次々と取り組んでいました。

【第2回】micro:bitのさまざまな機能をためしてみよう
2日目は、応用編としてセンサーを使ったプログラムや、小さなLEDディスプレイの中で動くゲームづくりにチャレンジしました。加速度計で傾きを取得するセンサーを活用した塗りつぶしゲームや、障害物を避ける横スクロールゲームを講師が用意したプログラムを活用して組み立てたあと、カスタマイズしてプレイしたりして、小さな基盤ながらも工夫次第でさまざまなことが実現できることを学びました。

【第3回】ミュージックプレイヤーを作ろう!
最終日は、これまでの学びを活かしてミュージックプレイヤー作りにチャレンジしました。講師の作成したテキストにあるコードをベースに指定された場所をカスタマイズし、オリジナルのミュージックプレイヤーを完成させました。音階をドレミで指定して音を鳴らすシステムを作り、自分の好きな曲を組み合わせたり、再生速度を変更したり、オリジナルで曲を作ったりして、単にBeep音を鳴らすことにとどまらず、自分の感性や創造性を発揮してプログラムをカスタマイズする楽しさを実感してもらうことができました。

最後に、生徒に感想をうかがいました。
<生徒のコメント>
- とても興味深く、楽しかったです。
- micro:bit一つだけで様々なことができて驚きました。
- 一つ一つ難しくて頭を抱えることもありましたが、自分のを作り終わった時の達成感が凄かったです! 楽しかったです!
<講師・田那辺輝のコメント>
これまで部活で取り組んでいたプログラミングでは、自社で開発したアプリケーションを使用していましたが、今回は一般に入手できる汎用のものを利用しており、部員たちにとって新たなチャレンジでもありました。これで部員たちの知識がつけば、自分で同じものを購入し自宅で遊ぶことができるというメリットがあります。難しい取り組みになることを覚悟しながらも、ぜひとも身に付けて、部活動終了後も取り組んで欲しいと期待しています。また、練習してきたPython言語を活用する場にもなり、ますます「プログラミングスキルを身につけていたほうがいい」と体感してもらえる良い機会になればと思います。
MIXIでは引き続き、渋谷区と連携した次世代育成支援を行ってまいります。
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