活動レポート一覧
ACTIVITY
REPORT
渋谷未来デザイン主催「みらいの図書室」で、小学生向けデザインワークショップ(全3回)を実施しました
当社は、サステナビリティ活動において「地域社会との共栄」をマテリアリティ(重要課題)に掲げており、拠点を置く渋谷区に対して企業活動及び社会貢献活動を通じ、地域の経済・教育・文化の活性化に寄与しています。
一般社団法人渋谷未来デザイン(以下渋谷未来デザイン)は、渋谷に集う多様な人々のアイデアや才能を領域を超えて収集し、オープンイノベーションにより社会的課題の解決策と可能性を産官学民連携でデザインしていく組織で、発足の2018年より当社は連携パートナーとして加盟し、様々な取り組みに協力してきました。
2024年には、渋谷未来デザインが主催する小学生向け地域支援事業「みらいの図書室」で、図形をテーマにしたデザインワークショップ「図形でデザイン! まる・さんかく・しかくのワークショップ」(全3回)にカリキュラムを提供。好評につき、2025年も開催することになりました。
「みらいの図書室」について
「みらいの図書室」は、子ども第三の居場所コミュニティモデルとして好奇心や創造性を育むことを目的とした学校でも家でもない 子どもたちが安心して過ごせる居場所づくりを目指し、毎週火曜日から木曜日、放課後の宿題サポートに 加えて様々なデジタルツールを活用したクリエイティブプログラムや、SDGs視点での社会教育、 実験、体験学習のプログラムを様々な企業、団体が提供しています。
ワークショップ概要
11月11日(火)【第1回】図形デザイン~シルエットを当ててみよう!~
第1回は初回ということもあり、図形で遊びながらデザインの面白さにふれられる内容にしました。動画の再生マークやトイレのマーク、動物のシルエットなどを例に、身の回りのサインやアイコンに丸・三角・四角がたくさん使われていることを紹介し、デザインへの興味を促しました。
続いて、おりがみを用いて、大小さまざまな図形を組み合わせ、お手本のシルエットと同じ形をつくるワークにチャレンジしました。見た目は簡単そうでも、向きや並べ方で形が変わってしまい、思い通りにいかない場面もありましたが、友だちとヒントを出し合いながら、全6問を最後までやりきることができました。
11月18日(火)【第2回】5個の図形を組み合わせて、1つのデザインをみんなで作ろう!
第2回は、3〜5人のグループで一枚の絵を完成させる協働ワークです。丸・三角・四角などの図形を一つずつ選び、合計5個の図形だけで「くだもの」「やさい」「デザート」「どうぶつ」「のりもの」「学校にあるもの」などのテーマに沿った絵を完成させます。
ワーク中は、何を表現しているのかを言葉で説明することは禁止というルールを設定。ジェスチャーや視線などで一生懸命伝え合いながら、グループ全員で一つのデザインを仕上げました。
11月27日(木)【第3回】図形を組み合わせて絵を作って、しりとりをしてみよう!
第3回は、図形を組み合わせて作成した「絵」を使った「しりとり」に挑戦しました。最初の言葉は「渋谷区(しぶやく)」の「く」。「く」から始まる言葉を図形の組み合わせで表現します。次の人は、その絵が何かを推測し、同じように図形のみで絵をつくり、しりとりをつなげていきました。
「同じ言葉は使わない」「“ん”で終わる言葉が出たら終了」といった通常のしりとりのルールのほか、「答えに直接つながる説明はしない」というルールを設けたことで、子どもたちの集中力がグンとアップ。苦戦している友達にさりげなくアドバイスを送る姿も見られ、グループ全員で支え合いながらしりとりをつなげていく姿が印象的でした。
終了後には「もっとやりたい」「もう一回やろう!」という声が上がり、全3回のワークショップは、温かな雰囲気のうちに締めくくられました。
参加した小学生の声
- しりとりが楽しかった!
- 図を組み合わせるのが楽しかった!
- 他の子に伝わるように作るのは難しかったけど、楽しかった!
講師・カリキュラム担当者コメント
ワークショップを通じて何よりも印象的だったのは、子供たちの『特徴を捉える力』の鋭さです。対象をよく観察し、その本質を掴み取るスピードは、私たち大人が驚くほどでした。
難しい顔をして悩むのではなく、終始目を輝かせながら楽しそうに手を動かしている姿を見て、その底抜けの元気さと、純粋に『楽しむ力』に圧倒されました。
この体験が、彼らにとってデザインの持つ面白さや可能性に触れる、最初の一歩になってくれれば嬉しいです。
MIXIでは今後も、渋谷から次世代のIT・クリエイティブ人材が育つ環境づくりを目指し、地域の子どもたちに向けた学びの機会創出に取り組んでまいります。
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