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ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン
2023.09.05

当社取締役ファウンダーの笠原健治が「神山まるごと高専」で起業家講師として登壇しました

当社は、2023年4月に開校した私立高等専門学校「神山まるごと高専」の学費無償化を目的とした「スカラーシップパートナー」に参画しています。

取り組みに関する詳細:https://mixi.co.jp/news/2022/0906/13234/

起業家精神を育む「神山まるごと高専」では、毎週水曜日の放課後に、現役の起業家から直接学ぶことができる特別講義「Wednesday Night」を開催しています。2023年6月15日は、株式会社NOD代表取締役CEO・溝端友輔さんとともに、当社創業者で取締役ファウンダーの笠原健治が起業家講師として、学生に向けて講義を行いました。

講義では、起業家を志して入学した学生に向けて、自身の幼少時代や起業のきっかけ、これまで手掛けてきたサービスなどについて説明するとともに、起業への想いを伝えました。

1.一生起業家でありたい

「一生起業家でありたいと思っています。自分がやったらやっただけ、世の中動かすことができるんです。また、実現したいと強く思うことをやっている瞬間はたまらないほど楽しいですし、一緒に働く社員も楽しんで仕事をしてくれていると思っています。今後も5年に一度ぐらいサービスを出していきたいですね」

2.技術革新は大きなチャンス

「やはり、技術革新が大きなチャンスだと思っています。自分もインターネットが普及してきたおかげでサービスを立ち上げることができましたし、インターネットが常時接続になったり、フィーチャーフォンが固定料金に変わったりした瞬間から、SNS「mixi」も立ち上がり始めたと感じています。技術革新が起きたときには固定観念が邪魔になります。それまでの常識が通用しなくなる瞬間なので、逆に固定観念にとらわれない若い人が勝てるチャンスじゃないかなと思います」

3.自分を信じて、楽しみながら

「自分を信じて、わくわく楽しみながら進めることも大切にしています。自分が楽しくないと続かないですし、楽しまないと面白い機能や驚きの新機能は作れないと思うからです。また、自分自身がしっかりとコミットし楽しみながらやっていると、その空気がチームにも伝搬し、さらにはユーザーにも伝わっていくものだと思っています」

講義後の質疑応答では、多数の質問が集まりました。その中から一つご紹介します。

学生「アイディアは、日常の中で出てきますか? 調査したりして見つけていますか?」

「どちらもあります。『みてね』(家族アルバム みてね)は、子どもが産まれたときの自分の原体験から生まれたサービスです。たくさん撮影した子どもの写真を家族に共有する方法にストレスを抱えていたんですね。まわりの社員に聞いたら同じストレスを抱えていたので事業化に至りました。一方で、原体験だけだと引き出しが少ないので、新しい技術に注目してアイディアを考えることもあります。それが広まったら何が変わるのかな、どんなサービスがあったら嬉しいのかな、ということをゼロベースで考えたりしています」

<学生たちの声>

  • 笠原さんの考えを深く知ることができました。起業家としての精神や会社の在り方について、自分が思っていなかった考え方をしていたので、とてもためになった。
  • 笠原さんは常に世界を見ている人なんだなと思った。だからこそ、世界がどんな状況になっていくかを見て、そこにある自分のやりたいことを見つけて、次々とサービスをつくることができるんだなと思った。
  • 常に時代を追い、「この技術でこんなことができる」ということを考えることが重要だということが分かった。これから技術や価値観は大きく変わっていくと思うので、今世界に何があるのかを知っておきたい。

<笠原健治のコメント>

起業家育成を志す「神山まるごと高専」に、15歳という若さで飛び込むという選択をした学生たちと会えることを、とても楽しみにしていました。講演後に学生たちと対話する時間があり、どのようなきっかけや想いで「神山まるごと高専」を選んだのか聞いたところ、「すでに見据えた将来があり、ここしかないと思いました」など、予想以上にしっかりとした回答が返ってきて驚きました。最近まで中学生だったとは思えないほど自分の考えを持ち、表現できる学生たちに頼もしさを感じました。

起業家精神の早期教育を行うことで、大きな志を持った新しいタイプの起業家や、次世代の日本を創造するような起業家が生まれ育つことを期待し「神山まるごと高専」への支援を決めたのですが、今回の対話を通じて、無数の可能性を感じることができました。学生たちの今後の活躍を、心から応援しています。

MIXIでは引き続き、次世代を担う子どもたちへの支援活動を行ってまいります。

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