2023年8月31日に、当社グループの千葉ジェッツふなばし ユースチームに所属するU15、U18選手39名がMIXI本社に来社しました。
当社では、中高生の企業訪問を積極的に受け入れており、今後のキャリアを考えるきっかけづくりとして、働くことの意義や楽しさをお伝えする複数のプログラムを提供しています(企業訪問プログラム詳細)。
今回はクラブから依頼があり、企業訪問特別編としてMIXI GROUPのスポーツ事業の未来を担うユース選手に対して、フットサル元日本代表であり、現在は当社で働く星 翔太が講義を行うスペシャルプログラムを実施しました。
星 翔太(ほし しょうた) ライブエクスペリエンス事業本部 事業戦略室 Fanstaグループ
■プロスポーツ選手とビジネスマン、2つのキャリア
中学、高校と所属するサッカー部で活躍し、プロのオファーがありながらも将来を見据えて大学進学したり、フットサル日本代表に選ばれながらもビジネスマンとしてのキャリアを同時並行で進めるなど、複数の柱を立てながらキャリアを積み上げてきた星。ビジネスマンとしてのキャリアをスタートさせたのは、大きな怪我がきっかけだったと言います。
「日本代表時代に大きな怪我を2つしたんです。僕はプレーできない時間を『神様がくれた時間』だと思い、普段とは違ったものを伸ばすチャンスだと考えていました。体を作り直す、リーダーシップについて見直す、他の業界の人と話して視野を広げる、いろいろできる。」
「前十字靭帯断裂はかなり大きな怪我なのですが、手術して靭帯を繋げば6ヶ月か1年後には回復することがわかっている。であれば、6か月は学ぶ猶予があるなと思ったので、インターンを始めました。」
広告代理店でインターンとして働きはじめ、営業や広報を経験。学んだことを活かし、自らを競技とビジネスを同時に行うアスリートのデュアルキャリアの体現者「プレイングワーカー」と名付け、フットサル日本代表選手の星翔太ではなく、星翔太個人としてのアイデンティティを確立していきます。
「肩書きに価値があると気づけたし、逆にそれが無くなると社会では通用しない現状にも気づけた。個人として知ってもらい、信頼してもらうこと。そして、選手を目指しても目指さなくても、今後何を学び、どんなキャリアを積み上げていくかを考えることが大事。僕は最終的に『プレイングワーカー』として生きていく道を選びました。」
■キャリア観を育む2つのグループワーク
講義では、今後のキャリアを考えるきっかけとして、2つのグループワークを行いました。
最初のお題は「何が理由でバスケをはじめたの?」です。ユース選手からは「好きな女の子がやっていたから」「お父さんがNBAを見ていて、“お前がこの場に立っていたらな”とボソッと言っていたのを聞いて」など、さまざまなきっかけが共有されました。
次のお題は「自分はどうなりたい?」。星が各テーブルを回り、頭を抱える選手たちと対話し言語化を促します。
「例えばお金を稼ぎたいのであれば、具体的にいくら稼ぎたいのかが重要。もっと真面目に取り組みたいという話も、何を持って“真面目”というのか人によって違う。モテたいという意見も、学校の女子全員に声をかけられたいのか、本当に好きな人から好かれたいのかで全然違う。具体的なゴールを描き、行動し、失敗したら修正してまた行動することが重要。」
最後に、講義後の行動宣言を各自記載し終了となりました。
■MIXIとスポーツ事業
今回の企業訪問では、当社や当社のスポーツ事業の説明、社内見学も実施しました。また、普段はなかなか伝えることができないU15、U18選手への期待や感謝を、当社ライブエクスペリエンス事業本部 企画推進部 部長・高田 誠から伝えさせていただくとともに、U15、U18選手からも感謝の言葉をいただきました。
< 千葉ジェッツユース選手の声 >
- 星さんのキャリアについてのお話を聞いて、自分のキャリアを形成していく上で目標ごとに逆算をして計画を立てたりすることや、色々なメンタル面について学べました。
- 星翔太さんの講義を受けて、スポーツとの向き合い方が変わりました。ケガをしてしまった時には神様がくれた時間だと考えていることに凄いなぁと感じました。
- スポーツには知識も技術も必要だが人間性も必要という事を学べた。
- グループワークで互いの意見を交換し合って、自分の将来のことや何になりたいかをより具体的に見つけだすことができた。
- この先の自分が何をしたいのか見通して行動することが大事という気づきがあった。
MIXIでは引き続き、グループ会社間での連携強化に務めるとともに、次世代を担う子ども・生徒たちへの支援活動を行ってまいります。
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