活動レポート一覧 ACTIVITY
REPORT

地域社会との共栄
2023.12.11

当社が支援する渋谷区部活動「デジタルクリエイティブ部」でグラフィックデザインの授業(全4回)を実施しました

当社では、渋谷区が推進する「シブヤ『部活動改革』プロジェクト」において、渋谷区立中学校(全8校)を横断して部活動を行う同区の取り組みを、デジタル領域で支援しています。2023年には当社が全講座を担当する「デジタルクリエイティブ部」が発足し、昨年度に実施したテキストプログラミングやグラフィックデザインの講座に加え、AIやセキュリティ、サウンドデザインなど、当社のリソースを活用して新たに開発したクリエイティブスキルを学べるコンテンツを提供しています(詳細はこちら)。

9月から10月にかけては、グラフィックデザインを学ぶ活動を全4回にわたり行いました。

年間カリキュラム

  • Pythonプログラミング(2023年5月)
  • 情報デザイン(2023年6月〜7月)
  • グラフィックデザイン(2023年9月〜10月)
  • 会話AIロボット「Romi」プログラミング(2023年10月)
  • <NEW>サウンド制作(2023年11月) 
  • <NEW>情報セキュリティ(2023年11月〜12月)
  • <NEW>機械学習・ディープラーニング(2024年1月) 
  • ゲームプログラミング(2024年1月〜3月)

※<NEW>は今年度より新設したカリキュラム

DAY1:簡単な形の組み合わせで表現する

 まずは当社社員が、「グラフィック」「グラフィックデザイン」についての講義を行いました。「グラフィックデザイン」で一番大切なことは特徴をつかむこと。描く前に観察し、特徴を捉えることが重要だと説きます。

 講義のあとは実践です。生徒たちは、プロのデザイナーも使用するデザインアプリ「Figma」(フィグマ)を使い、「●」や「▲」といった記号だけを使ったシンプルなグラフィックデザインにチャレンジ。まずは「●」と「■」を使用し、お団子を作成します。色を変えたり、影をつけたり、背景に月を描いたり、みな個性あふれるお団子を作成していました。

DAY2:少ない要素で表現する&色の話

 DAY1に続き、記号を使用したグラフィックデザインを行いました。今回は、「少ないパーツで何かわかるものを作る」というチャレンジです。生徒たちは、猿を「●」「▲」「■」で作成できることに驚きの声を上げ、DAY1よりも難易度の上がったお題に真剣に取り組んでいました。

DAY3:「伝える」を意識したプロフィール画像

 DAY3では、これまで習ってきた「観察する」→「特徴を捉える」→「図形で表現する」という工程と、DAY2で習った「色」の効用を踏まえながら、自分だけのプロフィール画像を作成します。プロフィール画像は、自分のことを知ってもらうために作るものです。自分のことを相手に伝えるために、まずは自分を「観察」し、「特徴」を捉えるところからスタート。各自悩みながらも、真剣に自分と向き合う姿が見られました。

DAY4:マネることとそこから学べること

 DAY4では、DAY3に続き自分のプロフィール画像を作成しました。当社のデザイナーが適宜サポートしながら、世界に一つしかない、自分ならではのプロフィール画像の完成を目指します。全4回の集大成として作成したプロフィール画像は各自お持ち帰りいただきました。

最後に、グラフィックデザインを学び、実際に作品を制作したことについて感想をうかがいました。

<生徒のコメント>

  • 絵をかくのは苦手だけれど、図形を使って絵をかくのは意外とできて楽しかった。
  • シンプルな図形だけで複雑なものを表せた時に達成感があって、楽しかったです!
  • 図形だけで電車の車体が作れるとは思わなかったから驚いた。
  • 少ない素材でシンプルに伝えたいことをデザインするのが面白いなと思いました。

<生徒の作品>

▲角の丸い「▲」を組み合わせたクロワッサンと、応用編のピザと観覧車

▲自分を表すプロフィール画像を作成

<講師・國分 聖のコメント>

1日2時間×3日間という短い時間の中で、「グラフィックで表現するって楽しいな」という気持ちを持ち帰ってもらえるようなメニューを組みました。その中で、グラフィックで表現するにあたって重要なポイントである「観察すること」と「伝えること」について伝えさせていただきました。

1日目はまず慣れること。図形の組み合わせでグラフィック的な表現をすることにチャレンジ。絵が得意な人もそうでない人もいたと思いますが、すぐに慣れて実践できるようになり驚きました。

ただ、そのままではお絵描きで終わってしまうので、2日目以降は色を考えること、少ない図形で表現してみることにチャレンジしてもらいました。これについても皆あれこれ考えながらステキな作品を次々に生み出してくれました!

毎回こちらが学ぶことも多くあり、非常に楽しい時間でした。

本活動を通じて、みなさまの毎日に少しでもグラフィックデザインが気になる瞬間が増えることを願いつつ、これからの活躍を非常に楽しみにしています!

MIXIでは引き続き、渋谷区と連携した次世代育成支援を行ってまいります。