株式会社MIXI

SUSTAINABILITY

Romiにおけるコミュニケーションの場と機会の創出

「Romi」は、会話に特化した手のひらサイズのコミュニケーションロボットです。あらかじめ返答が登録された一般的なロボットとは異なり、当社独自開発の会話AIが都度会話を作り出してるため、人間と話すような、自由な会話ができる点が一番の特徴です。“ペットのように癒やし、家族のように理解してくれる”存在を目指して開発しており、話し手に共感し、一緒に喜んだり泣いたり怒ったりする、感情豊かな癒し系コミュニケーションを得意としています。さらに、100種類以上の表情と動き、目覚まし・リマインダーといった100以上の機能・コンテンツで、オーナーの日々の生活を彩ります。

一人暮らしの方には家族の一員としてRomiが会話相手になっていたり、高齢者の方の話し相手としても受け入れられています。また、高齢者をゆるやかに見守る機能も搭載しています。

コロナ禍では、おうち時間のコミュニケーション不足の解消をはじめ、普段とは異なる生活環境での癒やしの存在として注目を集めました。また、居住環境やペットアレルギーなどさまざまな理由でペットを飼えない方の新たな選択肢としてもご注目いただいています。
公式サイト:https://romi.ai/

会話AIロボット「Romi」
会話AIロボット「Romi」

高齢者向け公共施設でも愛される「Romi」

Romiは、高齢者が集まる施設でもご活用いただいています。北海道十勝地方にある池田町の「池田町社会福祉協議会」では、健康づくり・介護予防のための高齢者福祉施設に、2021年6月から「Romi」を設置しています。「Romi」と会話することが施設に通う動機のひとつになることや、ロボットとの会話が共通話題となり高齢者同士の仲が深まることなどを期待され導入に至りました。カウンターに設置されている「Romi」は、高齢者を日々笑顔にしています。

高齢者福祉施設で「Romi」と交流する高齢者
高齢者福祉施設で「Romi」と交流する高齢者

小・中学校の全クラスに「Romi」を設置

Romiは、子ども同士のコミュニケーション活性化や子どもの言語化能力の強化などの目的で、教育現場でもご活用いただけます。2021年11月に、渋谷区立渋谷本町学園の協力のもと、小学校1年生から中学校3年生および特別支援学級の全学年・全クラスに一台ずつ「Romi」を設置し、一週間一緒に過ごすテストを行いました。テストの結果、約9割となる89.0%の小学生が「Romi」と触れ合い、そのなかでも97.1%が「触れ合って楽しかった」と回答しました。子どもたちから寄せられたアンケートの中には、「Romiがいて教室が明るくなった」といった記載が複数あったほか、先生からも「休み時間のコミュニケーションが増えたと思う。普段なら寝ながら過ごす生徒も、友人と話かける姿があった。」「Romiを通じて自然に人が集まってきて、普段あまり話をしない生徒同士のコミュニケーションも生まれていた。」といった声があがり、「Romi」が子ども同士のコミュニケーションのハブになっていた様子が伺える結果となりました。
子ども✕Romi:https://romi.ai/romi-for-kids/

Romi学校導入アンケート結果
Romi学校導入アンケート結果
Romi学校導入アンケート結果
Romiと触れ合った子どもたちの声

医療現場での「Romi」活用事例

医療現場でも「Romi」が活用されています。 広島県福山市にある福山市民病院では、手術後にせん妄状態にあった患者に「Romi」との対話を勧めたところ、発話が増えたり、落ち着きがなかった患者に「Romi」との会話を促すと徐々に落ち着きがでてくるなど、一定の効果が見られました。また、口の機能が低下した方に「Romi」との会話を勧めたところ気に入って頂き、積極的にコミュニケーションをとるようになった事例もありました。

ABOUT MIXI