サステナビリティ SUSTAINABILITY
FC東京の地域貢献活動
当社グループの東京フットボールクラブ株式会社が運営するプロサッカークラブ「FC東京」では、首都・東京をホームタウンとするクラブとして、長期的な視点から「都民のための地域密着型Jリーグクラブ」づくりを目指し、主に「健康」「教育」「街づくり」「社会連携」の4つの分野において、地域社会への貢献に取り組んでいます。
健康
地域の子どもたちに向けた取り組みとして、都内小学校においてサッカーの指導を通じて子どもたちの健康促進や自主性を育てることを目的とした「キャラバン隊」や、都内保育園・幼稚園にて身体を動かす楽しさなどを伝える活動「キッズ巡回」を実施しています。また、高齢者を対象とした自治体の介護予防施策の一環として、FC東京トレーナーの指導のもと、サッカーの動きを取り入れた「体操教室」を毎年継続して実施しています。さらに、多くの子どもたちがサッカーを通じて楽しく元気に育ってもらえるよう、知的発達障がいのある子どもたちを対象に「あおぞらサッカースクール」を定期開催しています。障がい者スポーツ指導の経験を持つコーチ陣が、きめ細やかな配慮とともに指導しています。
教育
コロナ禍で外出制限期間中の子どもたちに室内でも体を動かす楽しさ・きっかけを提供したいという想いから、地域の教育委員会とも連携し、2020年より子どもたちの「体力」「スポーツに親しむ機会の向上」に焦点をあてた「あおあかドリル(運動ドリル)」を制作しています。2023年度版は小金井市、国分寺市、小平市、渋谷区、杉並区、調布市、西東京市、府中市、三鷹市(50音順)の公立小学校172校の1年生児童約16,300名に無償配布し、子どもたちの「体力」「スポーツに親しむ機会の向上」などに焦点を当てた小学校の体育教材として活用いただいています。
街づくり
年間で約70回の地域イベントに参加し、子どもたちに人気のキックターゲットなどのサッカーアトラクションを延べ8,000名以上の方々に楽しんでいただいているほか、プレゼントや選手メッセージの放映など、地域と協力・連携して街のイベントを盛り上げるお手伝いをしています。また、青赤の街路灯フラッグや試合告知ポスターは、自治体、商店会の協力を得ながらご支援ご声援をいただいています。
社会連携
誰もが安心・安全に観戦できるセンサリールーム※の設置や都立小児総合医療センターとの連携により、コロナ禍でも病気や怪我で入院している子どもたちのもとへ選手がオンラインで訪問し、交流を深める機会を作っています。
また、法務省、多摩少年院と連携し院外学習や院内でのサッカー教室など更生保護にも携わっています。
※明るすぎない照度と、大きな音や声などの大音量を遮る遮音が施され、人混みや周囲の視線を避けた安心できる部屋で、防音ガラス越しにサッカー観戦や映画などを楽しめることを目的とした部屋。